【左翼化する 自民党】解放の 票狙い?山口壯 衆院議員が 部落差別解消推進法改正を 画策!

カテゴリー: 政治 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By Jun mishina

「自民党がリベラル左翼化した」安倍元首相亡き後の自民党に対して支持者から不満が噴出する。だが自民左傾化は「信念」よりも「票」狙いとみるべきだろう。いわば“リベラルしぐさ”と評したい現象だが、そんな一人、二階派・山口つよし衆院議員は“解放の票 ”狙いで部落差別解消法改正を画策しているという。

「包括政党」になった 自民がさらに 左傾化

「安倍さんが亡くなった後で変節した議員は大勢いる」

こう憤るのは自民党保守派の議員だ。心情的に理解できるが、もともと安倍首相自体が事実上の移民法、同一労働同一賃金、女性活躍などリベラル肌の政策も多数だ。岸田政権でさらに「包括政党」が強まり左傾化は進んだ。何より“マスコミ受け”する上に、政治資金問題で弱り目の今、リベラルアピールは一種の緩衝材になるはずだ。

とりわけ人権、環境といった声が大きな者勝ち分野は特定団体からの支持が集まる。

特に部落差別解消推進法は「部落問題に関する小委員会」委員長・山口壯衆院議員、門博文前衆院議員ら自民党二階派議員が主導して制定したもの。

そして山口氏らが狙うのは部落差別解消推進法改正なのだ。自民党の支持率が急落し、政治課題が山積する中で他に取り組むべきこと、自身が人権を説く前に自省すべき点があるはずだが…。

党本部で 差別問題に関する 特命委員会を開催

「解放同盟が自民党に抱きつきに来ているやろ」(関西在住の自民党員)

従来は部落解放同盟は旧民主党、立憲民主党が支持政党だったが、ここ数年で自民党への接近を強めている。自民党も部落差別解消推進法も制定した立場の上、「リベラル自民」を演出するには格好のパートナーになりえる。しかも同盟員は土木建設業者も少なくないため、自民党とも本来は相性がいい。

その中心に山口氏がいるというわけだ。4月4日、自民党本部で「識別情報を巡る諸問題への関係各省庁の取組状況について」を議題に差別問題に関する特命委員会が開催された。

出席者の一人、自民党二階派・平沢勝栄衆院議員のFBにはこうある。

自民党本部で開催。

さて「識別情報を巡る諸問題」といっても意味が分からないだろう。「差別問題」といっても政治・行政用語で人権・差別とは「部落問題」のことである。では同委員会の目的は何か?

これを読み解くために『解放新聞』(2024年2月25日号)の一部を引用しよう。

 全国各地で「部落差別解消条例」「人権条例」の制定や改正などの動きが広がっている。「部落差別解消推進法」制定をふまえて、地方で条例というかたちで具体化する施策を求めることが、「部落差別解消推進法」の強化・改正への大きな力となる。なかでも今日的な部落差別の典型でもあり、いまだ野放し状態となっているインターネット上の部落差別をなくすための抜本的な対策などの強化である。

つまりインターネット上の部落情報を削除できるよう部落差別解消推進法を改正し、強化するための議論なのだ。それも解放同盟など運動体が開催を要求したのではなく

「山口氏がゴリ押しして開催したものです。同法改正を強く主張しています」(自民党関係者)

という経緯があった。

政治資金問題の 二階派がどの口で 人権?

山口氏は新進党、民主党出身。2013年12月に同党を離党して、同月に二階派入りした人物だ。二階派議員として自民党内で部落問題に意欲的である。2019年3月19日の特命委員会のレジメを見ると、部落差別解消推進法のオールキャストだ。

毎度、同じメンバー。

山口氏が部落問題に肩入れするのは選挙区が兵庫12区選出(相生市、たつの市、赤穂市、宍粟市、姫路市)であることが影響しているという。

「山口氏が自民党兵庫県連に正式に入会できたのは民主党離党から3年後の2016年。まだ地盤が弱い頃です。そちらもご承知の通り兵庫は解放運動が活発で、しかも12区は皮革産業の三大産地ですよ。要するに“ 解放の票”狙いで部落問題の小委員会に取り組んでいるわけです」(兵庫県連関係者)

また地元も山口氏の方針に呼応しているかのようだ。

やはり同和行政が色濃いたつの市は部落差別解消推進法施行後、他の自治体に先駆けて「たつの市部落差別の解消の推進に関する条例」を制定した。

さらに同市は「対象地区住民人権意識・生活実態調査」を実施。これも山口氏の意向があったとされるが無論、解放の票という事情だろう。

ご自身が忌み嫌う自民党員が部落問題に貢献している現実。こうした実態に対して特に部落差別を声高に叫ぶ野党支持者にはどう映るのか。

また今後も自民党の左傾、リベラル化は進むだろうが、岩盤支持層である保守派がいつまでも容認するとは思えない。もはや国民政党とは過去の話になってきた。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

【左翼化する 自民党】解放の 票狙い?山口壯 衆院議員が 部落差別解消推進法改正を 画策!」への3件のフィードバック

  1. 西田昌司

    本来なら、同選挙区は、戸井田先生が亡くなった後、秘書をしていた息子さん、真太郎さんが跡を継ぐはずでした。
    ところが、山口が二階俊博に泣きつき、落下傘でこの選挙区へ降ってきました。
    地元ではまだ遺恨があります。

    返信
    1. Jun mishina 投稿作成者

      コメントありがとうございます。ぜひ詳細をお聞かせ頂けないでしょうか。

      返信